大会・イベント情報

【大会情報】アジア競技大会2026ボルダリング決勝を振り返る!安楽宙斗選手が金メダル獲得

こんにちは!おやぎボルダリングです。今回は少し特別な「大会情報」回です。2026年9月19日から10月4日まで愛知・名古屋で開催された「第20回アジア競技大会」で行われたスポーツクライミング、特に男子ボルダリング決勝を振り返ってみたいと思います。ジムの壁ばかり見ていると、トップ選手の試合の話は「すごい人たちの別世界」に感じるかもしれませんが、実は決勝の映像や結果を追いかけるだけでも、自分のクライミングへのモチベーションがぐっと上がります。筆者も後輩にこの話をしたら「見てみます!」と目を輝かせていたので、今回しっかり共有します。

アジア競技大会とスポーツクライミングという舞台

アジア競技大会は、アジア各国・地域が参加する総合スポーツ大会で、2026年は愛知・名古屋で開催されました。スポーツクライミングはボルダー・リード・スピードの各種目で行われ、男子ボルダリング決勝は9月30日、名古屋国際展示場(ポートメッセなごや)第1展示館で実施されました。オリンピックほど連日メディアで取り上げられるわけではありませんが、アジアトップクラスの選手が一堂に会する数少ない機会で、クライミング好きとしては見逃せない大会です。

なぜ「観る」ことが初中級者にも役立つのか

正直に言うと、筆者自身も数年前までは「大会を観る」ことにそこまで価値を感じていませんでした。でも実際に決勝の動きを繰り返し観察するようになってから、自分のムーブの選択肢が明らかに増えました。トップ選手は同じ課題でも複数の解法(オプション)を頭の中に持っていて、一番省エネな動きを一瞬で選んでいます。これは体力やセンスの差だけでなく、「観察して蓄積した動きのデータベース」の差でもあると感じています。

男子ボルダリング決勝の結果

決勝の結果で特に印象的だったのが、金メダルと銅メダルを日本勢が分け合ったことです。

金メダル:安楽宙斗選手(19歳)

金メダルを獲得したのは、当時19歳の安楽宙斗選手です。世界大会でも上位に名前が挙がる若手で、今回のアジア競技大会でもその勢いがそのまま決勝に持ち込まれた形になりました。10代という年齢でアジアトップの座をつかんだことは、下の世代の選手やジムに通い始めたばかりのキッズクライマーにとっても大きな刺激になったはずです。

銅メダル:楢崎智亜選手

銅メダルは、日本を代表するベテラン選手の一人、楢崎智亜選手が獲得しました。長年世界のトップシーンで戦い続けてきた選手が、着実にメダル圏内に入ってくる安定感は、やはり実力の証だと感じます。経験と若さがそれぞれ違う形で結果に結びついた決勝だったと言えるでしょう。

決勝を見ていて感じた3つのポイント

1. 世代交代と層の厚さが同時に見える

金メダルが10代の選手、銅メダルがベテラン選手という組み合わせは、日本の競技シーンの「層の厚さ」を象徴しているように感じました。一つの世代に頼らず、若手とベテランがそれぞれ違う強みで結果を出せる状態は、競技全体の健全さを示す指標でもあります。ジムでも、年齢に関わらず伸びている人を見ると素直に刺激を受けますよね。

2. 「全部取りに行かない」判断力

決勝レベルの課題は、ホールドが見た目以上に悪かったり、ムーブの角度がシビアだったりします。トップ選手の試技を見ていると、最初から全力で突っ込むのではなく、一度足を置き直して重心を整えてから勝負のムーブに入る場面がよくあります。初中級者がよくやってしまう「勢いだけで突っ込んで落ちる」を避けるヒントが、こうした試合の中にたくさん詰まっています。

3. メンタルの切り替えの速さ

一つの課題で思うような結果が出なくても、次の課題に移るときの表情や動き出しの早さが印象的でした。ジムでの自分のセッションでも、1つの課題に固執しすぎて疲れ切ってしまうことはよくあると思います。トップ選手の「切り替えの速さ」は、見ているだけでも参考になる部分です。

国内のジムからでも「大会熱」を楽しむ方法

とはいえ、アジア競技大会のような国際大会に実際に足を運べる人は多くありません。筆者がおすすめしているのは、通っているジムの掲示板やSNSをチェックすることです。多くのジムが国内大会の結果や、所属選手・常連さんの出場情報を掲示していますし、スタッフに聞くと「実は〇〇選手も昔このジムに通っていた」なんて話が出てくることもあります。大会を遠い世界の出来事にせず、自分のホームジムとのつながりを見つけると、観戦の楽しさが一段と増します。

また、決勝の課題構成(ムーブの傾向)は、しばらくすると国内のジムの難易度の高い課題にも反映されてくることがあります。「最近このジム、ランジ系の課題が増えたな」と感じたら、直近の大会トレンドが影響している可能性もあります。大会情報を追いかけることは、実はジムでの課題選びのヒントにもつながっているのです。

これから大会情報を追いかけたい人へ

今回のような国際大会の結果は、公式のクライミング関連ニュースサイトや各種SNSで随時発表されています。筆者のおすすめは、気になる選手を1人決めて追いかけてみることです。結果だけでなく、普段のトレーニング風景やコメントまで見えてくると、大会そのものへの興味がぐっと増します。今回取り上げた安楽選手や楢崎選手の今後の試合にも、ぜひ注目してみてください。

今回は少し座学的な内容になりましたが、トップ選手の戦いを知ることは、自分のクライミングのモチベーション維持にも直結します。次回はまた実践的なテーマに戻りますので、楽しみにしていてくださいね!

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

おやぎ

「おやぎ」こと、ボルダリング歴15年の一般クライマーです。趣味で始めたボルダリングにすっかりハマり、初中級者向けにムーブのコツやジム・ギア情報を発信中。一緒に強くなっていきましょう。

-大会・イベント情報