「始めて半年くらい経つのに、なんだか最近伸び悩んでる気がする」「周りに聞くタイミングもないし、そもそも何を聞けばいいのかもわからない」——このブログにたどり着いたあなたは、たぶんそんなモヤモヤを抱えているんじゃないでしょうか。
私自身、ボルダリングを始めて半年〜1年くらいの時期が一番「伸び悩み」を感じやすかったです。最初の2〜3ヶ月はグイグイ級が上がっていくのに、ある時期からピタッと止まる。今回は、その時期によく聞かれる・自分もよく悩んだ8つの質問に、Q&A形式でできるだけ具体的に答えていきます。
Q1. 3級の壁が厚すぎて心が折れそうです
結論から言うと、3級で足踏みするのはめちゃくちゃ普通のことです。4級までは「持てて」「引ければ」登れる課題が多いのですが、3級あたりから「体の使い方」が問われる課題が急に増えます。具体的には、ヒールフックやトゥフックといった足技、重心を壁に近づけたまま登る姿勢、ムーブの前に一度止まって次の一手を考える習慣、この3つがないと止まりやすいゾーンです。
私が3級の壁にぶつかっていた頃にやって効果があったのは、「登れなかった課題を、もう一度同じ日にもう一回だけ観察する」ことでした。登れないとつい別の課題に逃げたくなるのですが、5分だけ休んで、他の人がどう足を置いているかを見てから再トライすると、意外とヒントが見つかります。
Q2. 月に何回くらいジムに行けば上達しますか
個人差はありますが、週2回・1回2時間前後というのが伸びやすいペースだと感じています。週1回だと感覚を忘れてしまいやすく、逆に週4回以上詰め込むと指や前腕の疲労が抜けないまま登ることになり、フォームが崩れたまま「悪い癖」が定着しやすくなります。
連日登ってしまった時の注意
もし用事の都合で2日連続になってしまったら、2日目は課題数を減らして「新しい課題に触る日」ではなく「昨日できなかった課題を丁寧に振り返る日」に切り替えるのがおすすめです。指の皮がふやけている状態での強い引きつけは、皮むけや腱への負担につながりやすいので注意してください。
Q3. 指の皮がすぐむけます。テーピングは使うべき?
皮がむけやすい人は、乾燥している・チョークの使いすぎ・課題選びが自分のレベルより少し上すぎる、のどれかに当てはまることが多いです。テーピングは「むけた後の応急処置」としては有効ですが、むける前の予防として指に巻き続けるのはおすすめしません。指の感覚が鈍って、逆にホールドの持ち方が雑になることがあるからです。
それよりも、登った後に指先用のクリームで保湿する習慣をつけるほうが長期的には効果的です。ジムに行った日の夜だけでもいいので、続けてみてください。
Q4. 上級者の人に登り方を聞いてもいいですか?
結論、聞いていいジムがほとんどです。ただし聞き方にはコツがあります。「どうやったら登れますか?」だと漠然としすぎて答えにくいので、「このホールド、右手と左手どっちが持ちやすいですか?」「ここ、足はどこに置いてますか?」のように、具体的な一手について聞くと答えてもらいやすいです。
また、混雑している時間帯や、相手が自分の課題に集中している最中に話しかけるのは避けたほうが無難です。相手がその課題を登り終えて休憩に入ったタイミングを狙うと、嫌な顔をされることはまずありません。
Q5. ウォーミングアップは本当に必要ですか?
必要です。特に半年〜2年目は、体が「登れるようになってきた」分だけ、無理な力の入れ方をしてしまいがちな時期でもあります。私のおすすめは、いきなり自分の限界グレードに触らず、簡単な課題を3〜4本、腕を大きく伸ばしながら登ることです。肩まわりと股関節が温まってから強度を上げると、ケガのリスクがかなり下がります。
Q6. コンペや大会には出たほうがいいですか?
興味があるなら、初心者向け・級位別のクラスがある大会から一度出てみるのはおすすめです。普段のジムでは味わえない緊張感の中で登る経験は、平常心でムーブを組み立てる練習になります。「勝ち負け」よりも「制限時間内に初見の課題を解く練習」だと捉えると、気楽に挑戦しやすいと思います。
Q7. シューズはいつ買い替えるべきですか?
目安はソールのつま先部分がすり減って平らになってきたタイミングです。すり減ると細かいスタンスに乗った時に滑りやすくなり、足が原因の失敗が増えます。半年〜2年目でレンタルシューズを卒業してマイシューズを検討している人は、まず自分の足の形に合うものを試し履きしてから選ぶことを強くおすすめします。ネットの評判だけで選ぶと、サイズ感の違いで後悔しやすい部分です。
Q8. モチベーションが下がってきました。どうすればいいですか?
伸び悩みの時期にモチベーションが下がるのは自然な反応です。おすすめは、一度「グレードを追いかけるモード」から離れて、すでに登れる課題を「もっときれいなフォームで」「もっと少ない手数で」登り直してみることです。新しい発見があると、意外と気持ちが切り替わります。
まとめ
今回挙げた8つの疑問は、多くの初中級者が一度は通る道です。一つずつ解決していけば、気づいた時には次のグレードの壁に立っているはずです。焦らず、自分のペースで楽しんでいきましょう。