指皮のカサカサ、放置してませんか?
「最近ホールドが妙に薄く感じる」「保持力が落ちた気がする」——それ、指の筋力の問題じゃなくて、単純に指皮が乾燥してるだけかもしれません。実は僕も半年くらい前、週3で通い始めた頃にこれで結構悩みました。同じグレードなのに「持てる日」と「持てない日」の差が激しくて、最初はメンタルの問題かと思ってたんです。でも冷静に手を見たら、指先がカサカサに白っぽくなっていて、皮が薄く波打っている感じでした。あれは典型的な乾燥による表面のコンディション不良だったと、後から知りました。
ボルダリングを半年〜2年くらい続けていると、筋力や体の使い方は伸びているのに、指皮のケアだけ後回しにしている人が本当に多いです。今回は、僕が実際に3ヶ月ほど使い続けているクライマー専用ハンドクリーム「CLIMB SKIN(クライムスキン)」を、良かった点も気になった点も含めて正直にレビューします。
CLIMB SKIN(クライムスキン)ハンドクリームとは
CLIMB SKINはスペイン発のクライマー専用ハンドクリームで、国内では複数のクライミングショップ(エッジアンドソファー、GLAGH、クラックスオンラインショップなど)で取り扱われています。30gサイズで税込3,520円というのが基本のラインナップです。チューブが小さめなので、最初に見たときは「ちょっと高いな」というのが正直な第一印象でした。普通のドラッグストアのハンドクリームなら数百円で買えますから、単純な値段比較だとかなり見劣りします。
配合成分と特徴
成分を見ると、シアバター・アロエベラ・アルガンオイルなど自然由来の成分が10種類配合されていて、人工着色料・香料は不使用、動物実験もしていないとのことです。一般的なハンドクリームとの違いは、「保湿しつつもベタつきが残りにくい」設計になっている点だと感じました。普通の保湿クリームだと、塗った直後にホールドを触るとヌルヌルして逆に持てなくなることがあるんですが、これはしっかり肌に浸透してから表面がサラッとする感覚があります。
3ヶ月使ってみた実感
良かった点
一番効果を感じたのは、登った日の夜に塗って寝ると、翌朝の指の状態が明らかに違うことです。以前は週末に2日連続でジムに行くと、2日目の朝は指先がガサガサで皮が引っかかる感じがあったんですが、クリームを塗って寝るようになってからは、その引っかかり感がかなり減りました。あと、チューブ入りで持ち運びやすいので、ジムのロッカーに常備しておいて登った直後に塗る、という習慣がつけやすかったです。
使う量は本当に少量で足ります。米粒2〜3個分くらいを両手に伸ばすイメージで、これを朝晩と登った直後の3回塗る生活を続けていますが、30gのチューブで2ヶ月弱はもちました。1回あたりのコストで考えると、思ったよりは高すぎない印象です。
気になった点
逆に気になったのは、やはり価格です。前述の通り30gで3,520円なので、初めてクライミング専用ケア用品を試す人にはハードルが高めだと思います。また即効性があるタイプではなく、「使い続けて底上げする」タイプのケア用品なので、1〜2回塗っただけで劇的に変わるものではありません。あくまで日々のルーティンとして継続することが前提です。
指皮ケアの基本ルーティン
クリーム単体で完結させるより、洗浄とセットで考えるとより効果を感じやすいです。僕が実践しているのはこの流れです。
登った直後
チョークと汗、ジムのホールドについた雑菌を洗い流すために、まず石鹸で手をしっかり洗います。爪の間や指の側面まで丁寧に。そのあとタオルで水分を拭き取ってから、クリームを薄く伸ばします。
就寝前
寝る前にもう一度、手を洗ってからクリームを塗ります。寝ている間は水を使わないので、保湿成分がじっくり浸透する時間が長く取れるのがポイントです。
登らない日も忘れずに
ここが盲点になりがちですが、登らない日こそケアをサボりやすいです。指皮は登っていない日にも回復・再生しているので、オフの日も朝晩のケアを続けることで、次にジムに行ったときのコンディションが変わってきます。
ヤスリの使いすぎには要注意
指皮が硬くなってくると、つい爪ヤスリやスキンヤスリで削りたくなりますが、削りすぎるとかえって皮膚が薄くなって切れやすくなります。個人的な感覚としては、「削る」のではなく、クリームでふやけた角質を「なめらかにする」くらいのイメージで、ヤスリはあくまで最小限にとどめるのがおすすめです。皮が厚くなりすぎて感覚が鈍いと感じる部分だけ、軽く整える程度で十分だと思います。
コスパ重視なら代用品との併用もあり
「専用クリームを毎日3回はさすがに厳しい」という人は、無香料・低刺激タイプの市販ハンドクリーム(シアバター配合のものなど)を日中用に、CLIMB SKINは登った直後と就寝前の“ここぞ”というタイミングだけに使う、という併用スタイルもおすすめです。僕も財布と相談しながら、平日はドラッグストアのシアバタークリーム、週末の登った日だけCLIMB SKINという使い分けをしている時期もありました。どちらを選ぶにしても、大事なのは「毎日続けること」だと実感しています。
まとめ
指皮のコンディションは、パフォーマンスに直結する意外と見落とされがちなポイントです。CLIMB SKINは価格こそ気軽に試せる金額ではありませんが、ベタつきにくい使用感と、継続して使うことで実感できる指のコンディション改善は、専用品ならではの価値だと感じました。いきなり専用クリームを導入するのが難しければ、まずは「洗う→保湿する→ヤスリは最小限」という基本ルーティンだけでも取り入れてみてください。指の状態が整うと、地味にグレードの安定感が変わってきますよ。