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【トレーニング】休むのも練習!クライミングの"オフの日"にやるべき3つのこと

「最近ジムに行く頻度を増やしたのに、グレードが全然上がらない…」「指の調子がずっと重い気がする…」そんな悩み、実は"休み方"が原因になっていることが多いんです。私も始めたばかりの頃は「休んだら下手になる気がする」と思い込んで、週5〜6日ジムに通い続けて前腕を痛めた経験があります。今日は、見落とされがちな「オフの日の過ごし方」について、具体的にお話しします。

なぜ「休む日」もトレーニングの一部なのか

ボルダリングで体が強くなるのは、実はジムにいる時間ではありません。クライミング中は筋繊維や指の腱に小さな負荷(マイクロダメージ)がかかっていて、それが休息中に修復されることで筋力や耐久力が少しずつ上がっていきます。これを「超回復」と呼びます。つまり、ジムで壁に向かっている時間は"負荷をかける"フェーズ、オフの日は"強くなる"フェーズなんです。休みを削ると、修復が追いつかないまま次の負荷をかけることになり、グレードが伸び悩むだけでなく、指の腱や肘を痛める原因にもなります。

オフの日にやってしまいがちなNG行動

1. 完全にゴロ寝で過ごしてしまう

「休養=何もしない」と思って一日中ソファで過ごすと、血流が悪くなって、むしろ筋肉の張りや疲労物質が抜けにくくなります。軽く体を動かした方が回復が早いというのは、スポーツ医学でもよく言われる話です。

2. タンパク質補給を忘れる

登った日の夜だけプロテインを飲んで満足してしまう人が多いのですが、筋肉の修復は24〜48時間かけてじわじわ進みます。オフの日も含めて、体重1kgあたり1.2〜2.0g程度のタンパク質を意識して摂ると、修復のスピードが変わってきます。例えば体重60kgなら1日72〜120g程度が目安です。

3. 無意識に指や前腕を使ってしまう

これは地味に見落とされがちなポイントです。オフの日に荷物を片手でぶら下げて長時間歩いたり、スマホを握り続けたり、仕事でキーボードを強く叩き続けたりすると、前腕への負荷が積み重なります。「ジムに行っていないから休めている」とは限らないので、普段の生活動作にも少し気を配ってみてください。

オフの日に実際にやるべき3つのこと

1. アクティブレスト(軽い全身運動)

20〜30分程度のウォーキングや軽いジョグ、サイクリングなど、心拍数が少し上がる程度の運動がおすすめです。血流が良くなることで、登った日に溜まった疲労物質の排出が早まります。激しい筋トレや別のスポーツで追い込むのはNGです。「疲れを抜くための運動」であることを忘れないでください。

2. 可動域を広げるモビリティケア

肩甲骨周り、股関節、前腕の屈筋群を中心に、フォームローラーやストレッチで1部位につき30秒×2セットほど丁寧にケアしましょう。特に前腕はテニスボールなどを使って、手のひら側の筋肉を軽く圧迫しながらコロコロ動かすと、翌日のジムでの可動域が明らかに変わってきます。私自身、これを習慣化してから保持力の「残り」が一段階変わった感覚がありました。

3. 睡眠とタンパク質の質を上げる

成長ホルモンの分泌が最も活発になるのは入眠後の深いノンレム睡眠の時間帯です。最低7時間、できれば7.5時間以上の睡眠を確保しましょう。就寝前に乳製品や豆類などの消化の良いタンパク質を少量摂ると、夜間の筋修復をサポートしてくれます。

どのくらいの頻度で休むべき?

個人差はありますが、週に2〜3回ジムに通う初中級者であれば、登った翌日は最低1日はしっかりオフを入れるのが基本です。もし「指の第一関節の付け根がズキッとする」「前腕がパンプしたまま次の日も張っている」といった感覚があれば、それは体が送っている明確なサインです。そのときは予定を変更して、もう1日休養日を追加する勇気を持ってください。グレードを追いかける気持ちはよく分かりますが、長くボルダリングを楽しむためには、頑張る日と同じくらい、休む日の質にもこだわってみてほしいです。

オーバートレーニングのサインを見逃さない

「寝ても疲れが取れない」「以前登れていた課題で急に手が開く(保持できない)」「ジムに向かう足が妙に重い、行く前からやる気が出ない」といった感覚が2〜3日続いたら、それはオーバートレーニングの初期サインの可能性があります。こうしたときにさらに追い込んでしまうと、回復が追いつかずパフォーマンスがどんどん落ちる悪循環に入ってしまいます。私の経験でも、一番伸びていた時期を振り返ると、実は「休む判断を早くできていた時期」と重なっていました。無理をして詰め込むより、思い切って1〜2日多めに休んだ方が、結果的に早くグレードが上がることも少なくありません。

まとめ:休養は"攻め"のトレーニング

オフの日を「何もしない日」ではなく「強くなるための日」として捉え直すだけで、トレーニングの効果は大きく変わります。アクティブレスト、モビリティケア、睡眠とタンパク質の質。この3つを意識して、ぜひ次の休養日から試してみてください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。実際に技術を試す際は、経験者やコーチの指導のもとで安全を確保して行ってください。

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おやぎ

「おやぎ」こと、ボルダリング歴15年の一般クライマーです。趣味で始めたボルダリングにすっかりハマり、初中級者向けにムーブのコツやジム・ギア情報を発信中。一緒に強くなっていきましょう。

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