ボルダリング

【徹底解説】ボルダリング毎日するメリットデメリット

2022-07-19

毎日ボルダリング
  • もっと登れるようになりたい
  • 毎日登ぼったほうがいいのかな?
  • レストをいれたほうがいいと聞くけどどうなの?

今回はこのように「ボルダリングを毎日したほうがいいのか」の疑問にお答えします。

ずっと登っていたい時期。伸び悩む時期。強くなっていく時期とクライミングには成長段階があります。

結論、若いなら毎日できるときに「ボルダーとトラバースルートをする」です。

それではご紹介していきます。

毎日ボルダリングをするメリット

毎日クライミングするメリット

クライミングを毎日するメリットとデメリットです。

テクニックでいうと毎日ですが、筋力的なことを考えると毎日は理想ではありません。

毎日するメリット

  • テクニックの向上につながり強くなる
  • セッション仲間ができる

毎日するデメリット

  • ケガのリスクが高まる
  • 疲れが残りパフォーマンスが悪くなり落ちるクセがつく

毎日登るメリット【テクニックの向上につながり強くなる】

毎日登ってテクニックを上げよう

まず、毎日登っていると技術面が洗練され動きも滑らかになり必要な筋力は自然と鍛え上げられていきます。

注意点としては「限界グレードばかり追いかけない」ということです。

これさえ守れば1カ月もすれば登れる課題がグッと増え強くなります。

ボルダリングは技術スポーツです。ダンスのようにどれだけムーブの引き出しを持ってるかです。

力だけでは登れない課題は山のようにあります。

3級を目指す人は筋力より特にフットワークが重要です。足使いの精度を上げるように心がけましょう。

足は手の3倍の筋力と言われています。足がパンプして落ちたと聞いたことはないと思います。

いかに小さいホールド、なるい(すべりそうな)ホールドに力をこめれるかが上手いクライマーかどうかです。

セッション仲間ができる

毎日ジムで登っていると登れるテープ課題がだんだん無くなってきます。

そんな時は自分たちで課題を作り登り合いする「セッション」をおすすめします。

「セッション」は即興で課題をつくり登ることです。

課題づくりに慣れている人を中心に行われているので「セッション」を見かけたら思い切って参加しましょう。

これ、強くなる秘策です。

顔なじみになり自分の登れない課題を親身になって教えてくれたりします。

また、セッションをしながらなんとなく自分が登れなかったテープ課題にもどると登れたりすることがあります。

必要な動きや筋力がセッションによって身につくのです。

所詮といってはなんですが、このセッションをしているひと達は実際にテープ課題を作っている人だったりします。

なので結局テープ課題をしているのと同じです。

自分にあったグレードのセッション課題が聞こえたときは「やってみていいですか?」と参加しましょう。

クライマーならだれでもウェルカムで参加させてくれます。

疲れや筋肉痛のときは易しい課題を登るべし

易しい課題
易しい課題を繰り返し登る

毎日登っているとフルパワーで登れない日は必ずあります。

ここで無理をしてもいいことはありません。

なら「毎日登らないほうがいいんじゃない?」

違うんです。そういう時は易しい課題を徹底的に登ります。

目安は自分の最高グレードから2つぐらい落として次々と登っていきましょう。

疲れているときに取り組むこと

  • サーキットトレーニング
  • トラバースルート

サーキットトレーニングとはインターバルを短く降りたらすぐ次の課題を登るトレーニングです。

サーキットトレーニング
行き詰まったらとにかくサーキット
ボル飯

サーキットトレーニングで得れるものは

  • 「持久力」
  • 「脱力感で完登」
  • 「完登イメージの向上」

持久力トレーニング

自分の限界グレードをトライするときに複数回トライできるかできないかは持久力にかかっています。

また核心部分の一手にフルパワーを出すためにも持久力が必要です。回復力もつくのでおすすめのトレーニングです。

ボル飯

強くなりたければサーキットです。

脱力感完登を意識する

「脱力感完登」とは常に全力で登るのではなくいかに落ちるか落ちないかの力だけ使うことです。

その課題が50の力で登れるのであれば50の力だけ使って登るということです。

決して60や100で登らないということです。

サーキットトレーニングをすることでこの感覚が養われます。

からだがよれても登りきる力がつきます。

完登イメージの向上

「完登イメージの向上」とは脳に成功体験をたくさん記憶させることです。いつも難しい課題に挑戦して落ちてませんか?

実はこれ大事です。

「登れる」という疑似体験を脳にプログラムしていく作業です。

クライマーズボディーの本にこのようなことが書かれています。

成功体験を多く持つ
登れるイメージを体に

神経系を正しく発達させるには正しい動きこそが重要なのであり、悪いうごきは神経系を悪く発達させる。

これは言い換えれば、失敗は少なければ少ないほど良い、ということでもある。筋肉が同じ失敗を繰り返すと

神経系がそのように向かうようになってします。目標のルートで何度も同じところで落ちるなどその典型だが

要するに多すぎる「失敗」の記憶は失敗しないための協調性を自ら崩してしてまうのである。

クライマーズボディー 菊池敏之・前之園多幸 著

私もこの本に出合うまでがむしゃらに同じ核心場所で落ちて落ち込んでいました。

もしハマってる課題がある場合は一度離れて違う筋力やムーブを引き連れて再チャレンジしてみましょう。

毎回落ちるとストレスもたまり精神的によくありません。

トラバースルートでテクニックをつける

トラーバースルートとは横断するという意味でジムでは長物(ナガモノ)とよく言われます。

ロープなどは着けずに上に行ったり横に行ったり降りてきたりします。

ジムによってはトラバースルートのテープが貼られて20手~50手、はたまた100手など作ってたりします。

無駄な力が入った状態ではゴールまでたどりつかないので繰り返していると動きが自然ときれいになってきます。

フットワークがいかに重要かトラバースルートによってわかることができます。

足に力を伝達できるかがポイントです。

そしてフットワークはボルダーでも必ず生きてきます。

フットワークが上手いけど登れない人はあまりみたことないです。

やっぱり足技は重要です。

週に何回かトラバースルートをすることをおすすめします。

楽しく仲間ができる

毎日ボルダリングをするメリットは気づいたら仲間とセッションをしていることです。

セッションとは仲間と使えるホールドを決めて登り合うことです。

また同じ課題を人と比べることで自分の何が足りないかわかるようになります。

テープ課題に固執しないようにするものポイントです。

所詮はちょっと前に誰かが作ったものです。

ホールド替えをしたときに試登したものがテープ課題になります。つまりセッション課題もテープ課題になりえるわけです。

自分からどんどんセッションをして仲間を増やしましょう。

ジムに行くモチベーションもきっとあがります。

毎日ボルダリングをするデメリット

ケガのリスクが高まる

毎日登るのがいいと散々説明してきましたがもちろんデメリットもあります。

毎日はケガをする可能性がある
毎日はケガをする可能性がある

ケガです。ケガは上手くなることを妨げる要因です。

肩、腰、ひじ、指と様々な体の場所が痛くなります。

筋力だけのことでいえば休んだほうが超回復もするしフルパワーで課題に取り組めるのでグレード更新の確率もあがります。

30代や40代であれば休みを計画的に入れてボルダリングをしたほうが結果的にうまくなっていきます。

そいった面もあり「毎日ボルダリング」はあまり推奨されていないでしょう。

ただ、年を重ねていくと結婚、出産、転勤などなど様々な要因でクライミングに割く時間が無くなってきます。

「結論はできるときにやっとけ」です。

時間がある人は易しめの課題をおりまぜてケガをしないように、疲れをためないように毎日登るほうが上手くなるのは早いでしょう。

疲れが残りパフォーマンスが悪くなり落ちるクセがつく

パフォーマンスが落ちる
パフォーマンスが落ちる

これは先程もお伝えしたとおり失敗を繰り返すことで悪い影響を与えてしまいます。

オーバーグレードなのにがむしゃらにトライしては落ちていればプログラムされてしまいます。

そうならないためにも易しめの課題も織り交ぜて登るようにしましょう

毎日ボルダリングをする結論

毎日登るまとめ

  • 30代中盤までは毎日登ってテクニックの向上を意識して登る
  • 易しめの課題を登って神経系に悪い影響を及ぼさない
  • サーキットトレーニングとトラバースルート
  • 絶対にケガはしないようにする

以上、ボルダリングを毎日するかしないかの目安になれば幸いです。

ポイントは「限界グレード」ばかり追いかけてもよくないとうことです。

サーキットトレーニングやトラバースルートで持久力をつけて再度限界グレードに挑戦してみてください。

強くなっていることを実感できますよ。

ご精読ありがとうございました。

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ボル飯

週一クライマーも主婦も全てのボルダリング愛好家を3級クライマーにするための道しるべを綴ってます。ボルダリングに関するトレーニング方法や考え方やコツなどの悩みを解決していきます。ボルダリング歴12年、リードクライミング12C数本2段数本。Let's Enjoy!!

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